経済講演会

2012011615080000
昨日、京都商工会議所にて京都中央信用金庫主催の経済講演会が開催されました。

恒例の元NHK解説委員、経済評論家の「廣瀬 嘉夫」先生の講演会でした。

今回は、国内外を問わず今一番関心をもたれている「動揺する世界経済と今年の景気」というテーマで約1時間半おこなわれました。 

結論から言いますと「今年も景気は良くなりません。ますます厳しい状況が続きます」

とのことでした。

債務不履行が目前に迫っているギリシヤに端を発したユーロの債務危機がイタリア、

スペイン、ポルトガルへと波及している事。

あんなに世界経済を引っ張ってきた中国経済の減速が見られだした事。

世界の銀行が途上国からお金を引きあげだした事。

アメリカもゆるやかな回復基調だが大統領選を控え予断を許さない状況である事。

日本においては、政治の無策に震災、原発事故による打撃が加わり、円高により  企業の海外進出を促進させ国内の産業の空洞化をまねいている事。

いずれ失業者はどんどん増えていき、税収は落ち込み、人口は減少し、GDPは下降していくと予想される事。

国の財政赤字は益々拡大し借金に借金を重ね第二のギリシヤへと転落していくだろう事。

だから今年の景気、いや今後の景気が良くなるはずがないというのが結論だそうです。

そんな中でも日本人は、家族の為、会社の為、すこしでも景気を良くしようと頑張っています。

今こそ、国民に選ばれた(?)国会議員の先生方は自己の保身ではなく

国民の生活が良くなる為に国民の為に働くべきではないですか?